こんにちは、おしんです
私は理系大学院を卒業して、現在は電機メーカーに就職して2年目になります
そんなまだ社会人なりたての私ですが、タイトルにもある通り「適応障害」になってしまい、現在休職中でございます
こちらの記事では、適応障害になってしまった経緯やどんな症状が起きたかなどを説明していきます
今仕事がつらいな、とか「もしかして私も適応障害かも、、、」と感じている人の参考になれば幸いです
メンタルの病気は甘えだとか逃げだとか言われることが多いですが、本当にしんどいなって感じた時は逃げてもいいような気がします
実際に起こった症状
まずは適応障害でどんな症状が発生したかをご説明しますね
- 通勤中は胃がキリキリして、業務中も常に腹痛
- 途中から腹痛がデフォになってました
- 上司に電話する前やレビュー会議前は特に腹痛がひどかったです
- 右手のこわばり
- 無意識にグッ!っと力が入ってることが多々ありました
- 右目の痙攣(身体の右側の異常が多かったですね)
- 歯ぎしり
- こちらも無意識でやってました
- 顎関節症がひどくなってしまいました(笑)
- 業務中に急に涙が出てくる
- ふとした瞬間「あれ、なんでこんな仕事してるんだろう…」って思って独りで泣いてました
- 部長の面談中に号泣したこともあります
- 家から出れなくなる
- ある日突然、洗面台の前で急に涙が出てしまい30分くらい動けませんでした
- 出社予定を急遽在宅にして事なきを得ました
- 激しい動悸で眠れなくなる
- 布団に入った後も業務のことを考えてしまってました
- 入眠まで2時間くらいかかることもありました
- 暴飲暴食
- これに関しては、元々ストレスを食でカバーするタイプだったからかもしれません
- おかげで過去最高の体重になってしまいました(泣)
- (ちなみに一般的にはストレスで拒食気味になる人が多いみたいです)
- (もう少しあった気がするので思い出したら追加します(笑))
ざっとこんな感じでした
最初は腹痛や右手のこわばりばっかりだったので体調悪いだけなのかなと思っていたのですが、家から出れなくなったり眠れなくなったりした辺りから強烈な違和感を感じました
普段そんなに涙が出るタイプの人ではなかったので、唐突に涙が出るのもかなり違和感がありました
ちなみに私は2月ごろから症状が出始め、5~6月ごろがピークでした
そのピーク時にメンタルクリニックに行き、適応障害と診断していただきました
この時の流れについては下で詳細に説明していきますね
自分のストレス源
私の場合は業務が原因で適応障害が発症してしまいました
と言っても寝る間もなく休日返上して働いているようなブラックな働き方をしているわけではありませんでした
どちらかというと「なんでこんな仕事やっているんだろう・・・」と感じているような、業務と自分のミスマッチが原因でした
やりたいことを持って今の会社に入社して希望で胸がいっぱいだったのに、いざ入社してみるとやりたいこととかけ離れた業務内容でした
本気で就活やって自分のやりたいこととマッチした会社見つけて、そこの行きたい部署に配属されてやったーって思ったのに、、、
就活に全振りした大学院生活についての詳細はこちらに書いてありますのでお時間あるときに見ていただければ幸いです
また、業務と自分のミスマッチ以外にも業務環境などにも原因はあったと思います
具体的に言うと以下の5点ですね
1.興味が持てない上に日々遅延していく主担当業務
2.雑務ばかりに時間を取られる
3.成長を実感できない業務
4.常に頭の中がごちゃごちゃでタスク管理できない
5.課内の人から興味を持たれない
それぞれ個別に説明していきますね
1.興味が持てない上に日々遅延していく主担当業務
1年目の終わりから課内のプロジェクトの1つをメインで任されることになりました
ただ、新卒で配属されて3~4か月(今の部署では9月まで研修があり実務に触れ始めたのは10月から)しか経っていない状況でいきなり「来週からこのプロジェクトをメイン進めてみよっか」と言われても、、、
当然、右も左も分からない状態では上手くいくはずもありませんでした
自分の出来なさのせいで徐々にプロジェクトで遅れが発生していき、メンバーがイライラしているのが伝わるのが苦痛でした
業務内容もドキュメント作成やメンバーの予定や合意の調整ばかりで、自分が誰のための何をやっているかイメージが全然できませんでした
何やってるかイマイチ分からない上に、上手くできず周囲をイライラさせてしまうという、、、
自分にとって楽しいことややりがいが一切ない業務でした
元々プログラミングやシステム設計などの開発業務に携わりたくて入社したのに、そういったことが一切できない業務をやり続けないといけないのがとても苦痛でした
それに加えて、業務自体が先行開発ということもありユーザーからの反応も特になく、「今やっていることは本当に誰かのためになっているのだろうか、、、」と常に考えていました
2.雑務ばかりに時間を取られる
他の同期に比べて、雑務がとても多かったように感じます
具体的な内容は言えませんが、経費処理や実験機材の準備、輸送などなど、、、
特に実験機材の準備と輸送がめちゃくちゃめんどくさかったですね~
ただ、ほかの同期はこういった雑務は少なめで開発業務ばかりやっていました
あれ、自分がやってることって雑用だけ? 大学院まで行って必死に勉強して、就活でもやりたいことも伝えて入社したのに実際にやることってこんなもんなんだ、、、って気持ちでしたね
3.成長を実感できない業務
前項でもご説明した通り、入社してからできるようになった業務は雑務のみです
自分の担当しているプロジェクトではドキュメント作成や調整業務ばっかりやっています
そして、その業務は興味も持てない上に何も上手く行っておらず、当然のようにそこに自分の成長を感じることはできませんでした
開発職で入ったのに、技術的な知識が一切身についていないことにめちゃくちゃ焦りました
と同時に、「このまま今の仕事を続けていたら何にも知識もスキルも習得できない、、、自分は何になれるんだろうか」という不安がこみあげてきて絶望してました
4.常に頭の中がごちゃごちゃでタスク管理できない
これは自分の能力不足が原因ですね
やらなければいけないことが多かったのですが、それらを整理できず常に何かの締め切りに追われていました
正確には「やることが多い」のではなく、「どれから手を付けていいか分からずパニックになってしまい、やることが多いように見えていた」ですね…
本当にタスクの整理が苦手です(T T)
大学院まではやらなければいけないことを時間を掛けまくることで物理的にカバーしていました
しかし、社会人になると自分の働いた時間に対して給料を支払われます
そのため今までのように闇雲に時間をかけるわけにはいきません
そこで頭の悪い私が編み出した方法は何でしょうか?
正解は「勤怠をつけずに業務を行う」です
まあ、アレですね、サービス残業ってやつです
最初のうちは我慢していたのですが、途中から「え、俺なんでこんなことしてるの?バカすぎるでしょ、、、」ってなりました
まあ自業自得なんですけどね、、、一番多い時で普通の残業30時間+サビ残30時間くらいしてました
5.課内の人から興味を持たれない
とっっっっっにかく課内の人たちから興味も持ってもらえませんでした(笑)
雑談なんてほとんどなく、基本的に業務連絡だけでした
せっかく期待の新人君が入ってきたんだよ????もっとたくさん色んな話をしようよ!(笑)
私が所属している課は基本的に在宅勤務がメインだったのも大きな原因だと思いますが、それでも課内の人たちとのコミュニケーションはとても少なかったと思います
課長、メンターさん、別拠点の先輩の3人しか会話しなかったのですが、課長もメンターさんも忙しすぎて構っていられる余裕がなさそうでしたね
共有されている予定表もめちゃくちゃぎっしり詰まっていて、雑談とかに時間を割いていただくのも申し訳なかったです
結局、会社で自分と雑談してくれるのは別拠点にいる先輩か別の課にいる先輩や同期ばかりでした
同じ拠点にいるメンターさんより別拠点にいる先輩のほうが話している時間は長かったような気がします、、、
本来たくさん関わるべきであろう課長やメンターさんから一切興味を持ってもらえないのは悲しかったですね
自分の過去の話や今やりたいことなども軽く話したのですが、特に深掘りされることもなくあっさりと会話が終わってしまいました
長くなりましたが、業務環境に関する不満(?)5点でした
結論としては、今回私は「業務内容とやりたいことのミスマッチ」と「業務環境に対する不満」による過度なストレスで適応障害になってしまいました
人によっては「え、なんでこんなことでメンタルやられてるの、、、??」ってなる方もいると思いますが、ストレスの感じ方や耐性は人それぞれですので温かい目で見ていただければと思います、、、
適応障害発覚から休職までの流れ
さて、ここまで長くなりましたが、今回の全体の流れについて時系列で説明していきますね
私が業務中に違和感に感じ始めたのは2021年の2月からなので、そこから始めていきます(現在は2021年の8月)
- 2021年2月
- プロジェクト(PJ)のメイン担当になる。
- 業務が終わらな過ぎてサビ残を始める。
- 「この仕事本当にやりたいことだっけ、、、この仕事続けたらなりたい自分になれるのだろうか、、、」と考え始める。
- 3月
- メインPJで会議の司会進行を任されるが上手く行かず、一度会議中に頭が真っ白になり号泣してしまった。
- 瞼の痙攣、腹痛、右手のこわばりが起こり始める。
- 4月
- メインPJでの仕様決定にあたって、毎週1~3回課内でレビューを受けて、そのたびにボロボロにされた。
- 課長やメンターさんに電話する前やメール送る前に腹痛と動悸が激しくなる。
- 雑務ばかり増える業務に違和感を感じ始める。
- 歯ぎしりもひどくなる。
- 5月
- 自分のせいでメインPJにどんどん遅延が発生し、メンバーがイライラし始める。
- 課長との個人面談で「部署変えてください」とお願いしてぼろ負けした。
- 部長と若手の面談中に他の同期の仕事ぶりを聞き「なんで自分こんな仕事してるんだろう、、、」と思い号泣してしまった。
- 出社日に涙が止まらず出社できなかった。また、仕事中に頻繁に涙が出てくるようになる。
- 動悸が激しすぎて眠れないこともあった。
- 友人の勧めで、5月末に初めて精神科を受診した。精神安定剤を出してもらったがあまり効き目は感じなかった。
- 6月
- 体の不調がピーク。父に相談し休めと言われる。
- 中旬ごろに精神科の先生と相談し休職を決断する。人事や社内の産業医とも面談を行い、休職することにした。
- 7月
- 本来は7月末に復職予定だったが、精神科の先生からストップが掛かり一か月延長となった。
- 8月
- 月末に復職予定
症状発覚から休職までの流れは以上になります
2月頃から徐々に違和感を感じ始めて、5月頃から体調不良も含めて色々なことが一気に加速した感じですね
当時、業務への不満や体に不調が出ていることを友人に愚痴ったら「適応障害かもよ!?今すぐ精神科に行け!!!!」って言ってくれました
友人のアドバイスがなかったら精神科に行くこともなく適応障害と気付けませんでした、、、今頃どうなっていたことやら、、、、、
本当に友人には感謝しきれないですm(_ _)m
6月は中旬ごろに適応障害の診断書を出してもらい、下旬から休職することになりました
具体的にはこんな感じの流れでした
- 精神科で「適応障害かも」と診断され、人事や産業医に休職できるか確認してみて言われた
- 産業医さんや人事と面談して現状を伝え、休職する方向にした
- 精神科で「適応障害なので1か月の休養が必要」という旨が記載された診断書を発行してもらう
- 上司(課長とメンター)に休職させてほしいとお願いし、業務の引継ぎを行う(ほとんど無かったけど)
- 人事に診断書を提出して休職スタート
ちなみに休職中にどんなことをしていたのか、については下記にまとめてあります
終わりに
長くなりましたが、今回は私が適応障害になった過程や具体的な症状などについて説明させていただきました
適応障害になって休職した今だから言えることは
「体に不調が出るレベルでしんどいなって感じた時は迷わず逃げてほしい」
に尽きます
私も最初は「逃げるのなんてカッコ悪いし、なんとか気合で現状を打破したい!」と思っていました
しかし、頑張っても頑張っても現状は一向に回復しないどころか悪化の一途をたどっていました
当時は自分でも信じられないくらい弱って、同期からも「最近元気ないね」ってずっと言われてました
皆々、置かれている環境は違うので一概に「絶対逃げろ!」とは言えませんが、可能な限り逃げてメンタルの平静を保ってほしいなと思います
一度ぶっ壊れたメンタルはなかなか戻らない、、、と言いますしね
弱くたって大丈夫です
よわーく、ゆるーく、生き抜きましょう
以上でございます
長々と読みにくい文章でしたが、ご閲覧いただきありがとうございました
コメント